2017/06/26 (月)

ワイルド・ワイルド・ドジャース!!!


「関ヶ原」公開に向けて宣伝が盛り上がり、「検察側の罪人」クランクインまで3週間を切って、ダブルで忙しい時期なのに、ドジャースから目が離せない!

殊に、本日、日本時間朝5時10分に始まった10連勝をかけてのコロラド・ロッキーズ戦は、気が遠くなるくらいワイルドなゲームだった。

先ずはド軍先発のブランドン.マッカーシーが2回に突如、ストライクゾーンを見失い、老年草野球並みのワイルド・ピッチを連発して3点失い、次の回にも2点を失ってマウンドを降りた。

この時点で0対5。

さらに、ド軍は負傷したシーガーに代わってショートを守るヘルナンデスが古典的なトンネルをやるなどエラーがふたつ、ピーダーセンの走塁ミスも重なり、私は見る気を失い、ベッドに戻った。



1時間後、目覚めてマゾヒスティックな気分が高まり、0対9ぐらいの大差で負けているだろうと見てみると、なんと、4対5。一点差に詰め寄っているではないか。

しかも、4回裏にトンネル失策のヘルナンデスが名誉回復の2ランを打ち、我がコディ・ベリンジャーが走者ひとりを置いて23号ホームランを放ったというのだ。

ロ軍も、この3連戦までは首位を走っていたのが、ド軍に連敗して陥落。スィープだけは免れたいと意地を見せて1点追加して4対6。

そして、7回裏のド軍攻撃となった。マウンドにはロ軍5番手のオッタヴィノ。これがマッカーシーと同じように、ワイルドピッチを乱発してくれた。ドジャースは3点を入れて7対6と逆転。さらに8回裏にもオッタヴィノのワイルドピッチで2点追加。これにベリンジャーの、2本目の2ラン・ホーマー、8回一死からリリーフのマウンドに立ったケンリー・ジャンセンの初打点2塁打まで出て、結果、12対6の大逆転勝ちとなった。

ジャンセンのダブルは、やむなく投入されたロ軍クローザーのグレッグ・ホーランドから放ったもので、クローザー対クローザーの対戦でもあった。



延長なしのゲームで4時間20分はドジャー・スタジアムでの最長記録。

ワイルドピッチで5点というのはMLB新記録。

ベリンジャーのルーキーによるマルチホーマー・ゲームも6となり、マイク・ピアッツァを超えてドジャースの新記録。

MLB記録は7だから、新記録達成は時間の問題だ。

とにかく、今のドジャースは、どんなミスをしても修正する底力がある。ドジャー・ゲームは最高のエンターテイメントといっていい。

明後日はマエダのスポット先発。いいピッチングを見せて、不安定なマッカーシーかヒルかリュに代わっての先発ローテ入を確保してもらいたい。マエダに欠けているのは、ローテを勝ち取る気持ちの強さだ。


2017/06/04 (日)

初号 AT LONG LAST!


「関ヶ原」ゼロ号と初号にはさまれた5月末の8日間は、長く記憶に残ることだろう。

ゼロ号の翌日には次回作打ち合わせで木村拓哉様と初めて会った。低く響くいい声、40代の男の香華。素晴らしい。

シネスイッチ銀座で「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を見た。愕然の凡作。ケイシーの芝居も平均よりは上というだけど、何ら深みがない。これでアカデミー賞の主演男優賞とは!音楽の使い方は不器用。演出センスゼロの脚本家がエゴを満足させるために監督した典型的な一本。「ムーンライト」と双璧をなすマジメで下手な映画。

そのあとで二宮和也様と初顔合わせ。言うことなしの好青年であり若手トップランクの演技者。キムタク、ニノのダブル主演で「検察側の罪人」は間違いなく傑作になる。

大塚家具にてベッドを購入。14年寝たドイツ製のベッドともこれでお別れ。

NHKでの英雄たちの選択」収録もあった。今回の英雄は井伊直政。当然、「関ヶ原」がらみで。この番組は見る機会が多い。6月22日放映。



「カフェ・ソサイエティ」を見たのもこの期間。他愛ない話といえばそれまでだが、このウディ・アレンは好き。ジェシーが若き日のウディを演じている感覚。ウディなナレーションを担当している。振り絞った声に老化がありあり。悲しい。呂律が幾分怪しい。引退までのカウントダウンは始まっているのか。過ぎ去りし時代と恋を偲ぶウディ哉。私もついでに、ウディ・アレン・ファンだった女性との過ぎ去りし恋を偲ぶ。

それにしても、ブレイク・ライヴリーはゴージャスだ。後半のクリステン・スチュワートがかすんで見えた。

5月31日17時。東宝砧撮影所にて岡田准一、平岳大、東出昌大、西岡徳馬、伊藤歩、和田正人、松角洋平、音尾琢磨、春海四方に加え、原田組常連の大場泰正、田中美央、麿赤児などキャスト多数参加の初号&パーティ。全員、意気軒昂エクスタティック。感涙にむせぶキャスト、スタッフ多数。しみじみ、作ることができてよかったと思う。あとは東宝とアスミックエースの力で、驚天動地の数字をあげてもらうことを祈るのみ。

初号はこの日3回、翌日4回行われた。これは原田作品の初号試写の回数としては驚天動地の回数である。

こうやってブログを更新している最中に、ドジャースは9回表の土壇場で4点差をひっくり返して10対8でブルーワーズに競り勝った。二日続いての采配ミスを選手たちが救った。

撮影中、私の采配ミスがあってもスタッフやキャストが救ってくれたように記憶している。2017年のドジャースは強いが、「関ヶ原」の原田組も、岡田三成が最強の軍団に育てあげてくれた。


2017/05/23 (火)

ラテンの官能。


「検察側の罪人」の音楽をイメージしながら、ザビア・クガート楽団を聞いていた。「マイ・ショール」、「パーフィディア」、「シボネー」、「ジャングル・ドラム」、「タブー」、どれも使いたい。

私の世代はいつもどこかでザビア・クガートやペレス・プラードを聞いていた。ちょっと下の世代だとウォン・カーウァイの1960年代三部作「欲望の翼」、「花様年華」、「2046」でラテンの官能の洗礼を受けているのかな。

「2046」は昨夜見直して、改めてチャン・ツィイー様のいじらしさに涙。トニー・レオン様と彼女の交情は、くやしいくらい普遍的な切なさがある。

アトモスフェリックは演出を一切廃して、男と女の情念を記録する映像。彼らの生きている世界は彼らのクロースアップやバストショットの奥の色合いで見せるだけ。同じ手法を「グランド・マスター」で使ったのは愚劣だが、カーウァイは「2046」までは時々傑作を放った。

無論、我が木村拓哉様も見事に存在感を示している。彼のモノローグのセクシーなこと。大傑作「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマンのモノローグにも匹敵する。アップになった情念もいい。音楽を流す演出の効果は、キューブリックもやっていたがここでも効果をあげている。



それでさっきは「欲望の翼」を15年ぶりくらいに鑑賞して、「ジャングル・ドラム」が聞こえなきゃ愚作だなと確認した。導入部の、4月16日の午後3時1分前は切ないんだけれどね。プロットは大ズサン大会で、ラテンの官能のムードだけで流れてしまう。育ての母と実の母へのレスリー・チャンの葛藤など、稚拙極まりない。カリーナ・ラウの大芝居より、マギー・チャンの控えめな芝居が好きだが、ふたりの口論は驚く程ダイアローグの洗練度に欠ける。1990年の映画だから、カーウァイもまだ若かった。

もちろん、マギーは「花様年華」が最高で、これがカーウァイの最高傑作でもあるけれど。

「花様年華」は見るたびに好きになる。来週、クライテリオン版が届くから、また見て、マギーに惚れ直そう。


訂正。アトモスフェリックは、ではなく、アトモスフェリックな演出を一切廃して。

それと、「夜に生きる」のブタみたいなベンアフはなんだ!?無鉄砲なアウトロー時代は、原作では20代だろ?中年太りの体で演ずる場合じゃないぞ、恥を知れアフレック。脚色もド下手。ラストの対決もびっくりするほど杜撰。素晴らしい原作が台無しになった。唯一の救いはシエナ・ミラー。


2017/05/23 (火)

ラテンの官能。


「検察側の罪人」の音楽をイメージしながら、ザビア・クガート楽団を聞いていた。「マイ・ショール」、「パーフィディア」、「シボネー」、「ジャングル・ドラム」、「タブー」、どれも使いたい。

私の世代はいつもどこかでザビア・クガートやペレス・プラードを聞いていた。ちょっと下の世代だとウォン・カーウァイの1960年代三部作「欲望の翼」、「花様年華」、「2046」でラテンの官能の洗礼を受けているのかな。

「2046」は昨夜見直して、改めてチャン・ツィイー様のいじらしさに涙。トニー・レオン様と彼女の交情は、くやしいくらい普遍的な切なさがある。

アトモスフェリックは演出を一切廃して、男と女の情念を記録する映像。彼らの生きている世界は彼らのクロースアップやバストショットの奥の色合いで見せるだけ。同じ手法を「グランド・マスター」で使ったのは愚劣だが、カーウァイは「2046」までは時々傑作を放った。

無論、我が木村拓哉様も見事に存在感を示している。彼のモノローグのセクシーなこと。大傑作「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマンのモノローグにも匹敵する。アップになった情念もいい。音楽を流す演出の効果は、キューブリックもやっていたがここでも効果をあげている。



それでさっきは「欲望の翼」を15年ぶりくらいに鑑賞して、「ジャングル・ドラム」が聞こえなきゃ愚作だなと確認した。導入部の、4月16日の午後3時1分前は切ないんだけれどね。プロットは大ズサン大会で、ラテンの官能のムードだけで流れてしまう。育ての母と実の母へのレスリー・チャンの葛藤など、稚拙極まりない。カリーナ・ラウの大芝居より、マギー・チャンの控えめな芝居が好きだが、ふたりの口論は驚く程ダイアローグの洗練度に欠ける。1990年の映画だから、カーウァイもまだ若かった。

もちろん、マギーは「花様年華」が最高で、これがカーウァイの最高傑作でもあるけれど。

「花様年華」は見るたびに好きになる。来週、クライテリオン版が届くから、また見て、マギーに惚れ直そう。


訂正。アトモスフェリックは、ではなく、アトモスフェリックな演出を一切廃して。

それと、「夜に生きる」のブタみたいなベンアフはなんだ!?無鉄砲なアウトロー時代は、原作では20代だろ?中年太りの体で演ずる場合じゃないぞ、恥を知れアフレック。脚色もド下手。ラストの対決もびっくりするほど杜撰。素晴らしい原作が台無しになった。唯一の救いはシエナ・ミラー。


2017/05/07 (日)

BELLINGER SHINES!


コディ・ベリンジャーはPOETRYだな。輝く優美。打席に立った姿の美しさ。この三週間、魂をつめて、「検察側の罪人」準備稿を書いていた。でも、彼が打席に立つ頃合いになると胸がざわめく。見れば、バットが優美に一閃し、ベースボールが歓喜の歌を歌いながらスタンドに消えて行く。

11試合で5ホーマー14打点。その5ホーマーすべて、リアルタイムで見た。胸スカどころではない。感涙ぽってり。

本日、準備稿脱稿。キムタク最上、ニノ沖野、女優X沙穂、男優XX諏訪部、男優XXX松倉、壮絶なる競演がイメージできた。XもXXもXXXも心に秘めた役者に当てて書いた。さあ、どこまで実現するか。



2時間ほど、寝かせて、もう一度、トップから読み直して、深夜には関係者に送ることになる。そして、明日は午後から「関ヶ原」のダビング。これが7日間続く。すごい離れ業でしょ?我ながら感心するね。ダビングが8日から始まるから7日までに書き上げますよ、と言ってそうなった。途中何度も、3週間あれば十分書けるなんて言うんじゃなかったと後悔しつつも(だって原作長いしディテール細かいんだもの)、とにかく、渾身大満足の準備稿を仕上げることができた。

これは多分、21才のPHENOM、ベリンジャーが5ホーマー打ってくれたからだと思う。ああ、ドジャースのファンでいて、よかった。ジャイアンツ・ファンだったら絶対に、公約通りに脚本あげられませんよ。


 a-Nikki 1.02