2024/07/06 (土)

真夏のワークショップで大汗たらたら!


4月と6月のワークショップを経て今回は、中1日の休みを挟んでの二日間のワークショップを開催する。

1日目は8月13日で11時から17時。

2日目は8月15日。13時から18時で打ち上げあり。

今回のテキストはわが小説「ACT!」の演劇学校生徒たちの会話をベースにした「カフェ・レッジオ・トーク」。基本線は前々回4月ワークショップの二日目に使ったテキストと重なるが、あちらは7ページに及ぶ7人芝居だった。憶えるのも大変だったろうし、通しでやると時間も取られた。

今回はこれを3ページに縮めての5人芝居にした。

そのうちいくつかの役は男女兼用にして、受講合格通知の時点で、私が役を指定する。無論、指定された役以外のセリフを憶えてきても構わない。

だから募集人数は30名だが、男女半々にはならない。5役全員が女性という組み合わせができるかもしれないし、男性ばかりという場合もありうる。


一日目にはオーディション形式のエチュードも入れる。

テキスト記憶の能力試験は5人6組全員がアドリブも含むマシンガントークをレース形式でやってもらったりもする。

受講生の感性を鍛えるための常識的な無理難題をふっかけるのはいつもの通り。

ランチ・ブレークはフル回転の脳を休めてもらうために一時間にする。最初の15分は食べることに集中してもらい、次の45分は質疑応答セッションにしようと思う。食べるのが遅いものは話を聞きながらもぐもぐやっていても構わない。原田映画の撮り方の説明からキャスティングのポイント、「ACT!」に関することまで何を尋ねても構わない。

2日目は各自昼食を食べた後の13時からの設定なので、最初の一時間をこのトーキング・セッションおよび模擬オーディションに充てるつもりだ。

模擬オーディションは、1日目の終わりに私が将来監督するかもしれない3つの企画の話をして、受講生各自にはそのうちのひとつのオーディションを受けるつもりになって挑んでもらう。中一日の休みを使って学習すべきところは学習して、面倒くさければ何もせずぶつかってくればいい。

2日目には、初日の実力を評価した上で5人のチームを6組作り、トレードをやったりもする。

ワイルドなインディペンデント・アクティヴィティも入れる。

受講者一人一人の声を聞き、映画監督の言葉をより具体的に伝えることができるワークショップにしたいと思う。大学のゼミ的な雰囲気を持ち込みたいとも思う。


2024/06/03 (月)

小説「ACT!」の脚本は進んでいません。


脚本を書いているのは別の企画。「ACT!」が映画化されるのはずっとずっと先でしょうね。基本は英語映画になるし。時代設定が1997年だからお金もかかるし。

6月19日のワークショップはかなり実戦型の演出を入れてやるつもりになっているんだけど、応募状況はスロー。今のところ最年少が19歳。最年長との年齢差を25年にするか30年にするか35年にするか迷っている。

前回は19歳から57歳までいたけど、今回のテキストではマシンガン・トークも組み込むし、これ、年齢差が離れ過ぎていると機能しない。無論、個人的資質は年齢にもまさる選考エレメントだけれど。


昨日、Netflixの「ERIC」を見ていたらNYの地下生活者のエピソードが出て来た。ベネディクト・カンバーバッチ主演のリミテッド・シリーズは1980年代半ばのニューヨークが舞台。なので、当時社会問題だった地下生活者🟰モグラ族の生態が点描されていたわけです。

私の小説も、モグラ族が重要なエレメントなので興味を惹かれて6話を一気に見てしまった。少年が失踪する第一話は面白かったですねえ。でも話が進むにつれ、非常にせせこましい「わが町」風ドラマになっちゃって。

「わが町」ってのはソーントン・ワイルダーの戯曲で。架空の小さな町が舞台の。
登場人物が全部顔見知りみたいな。

「ERIC」はニューヨークの話なんだけど、わずか数ブロックの地上と地下のせせこましい世界で登場人物がどこかで誰かと繋がってる感じで。支配階級も下層階級も。

俳優たちがベネディクト、ギャビー・ホフマン、マッキンリー・ベルチャー3世の主演陣以下脇役全員が上手くて最後まで見たけど。

事件解決のくだりはベタCHEESY! バカバカしい大笑いの一幕。

ベネディクトのキャラ設定があまりにエキセントリックだし。原作・脚本のアビ・モーガンがエキセントリックなんでしょうね。

マッキンリーがやっている刑事の恋人たちの存在も結びつきが不自然だし。殺人事件の真相につながるヴィデオをゲットする展開も恐ろしいくらい無邪気にイージー。

とはいえ、マッキンリーは演技派セクシー黒人俳優。チャドウィック・ボーズマンの遺志を継いでYASUKEを演ずる役者候補リストのトップじゃないか。今、ハリウッドでヤスケ企画は4本あるというから絶対彼は取り合いになるね。身長も187センチあるらしいし。

びっくりしたのは、ギャビー・ホフマンがアンディ・ウォーホルのミューズだったVIVAの娘だってこと。こんな風に時代が変わっていくんだという思いにしばし呆然。

モグラ族の生態描写はおざなりだったなあ。脚本家も監督のルーシー・フォーブスも英国女だからかなあ。


2024/06/03 (月)

小説「ACT!」の脚本は進んでいません。


脚本を書いているのは別の企画。「ACT!」が映画化されるのはずっとずっと先でしょうね。基本は英語映画になるし。時代設定が1997年だからお金もかかるし。

6月19日のワークショップはかなり実戦型の演出を入れてやるつもりになっているんだけど、応募状況はスロー。今のところ最年少が19歳。最年長との年齢差を25年にするか30年にするか35年にするか迷っている。

前回は19歳から57歳までいたけど、今回のテキストではマシンガン・トークも組み込むし、これ、年齢差が離れ過ぎていると機能しない。無論、個人的資質は年齢にもまさる選考エレメントだけれど。


昨日、Netflixの「ERIC」を見ていたらNYの地下生活者のエピソードが出て来た。ベネディクト・カンバーバッチ主演のリミテッド・シリーズは1980年代半ばのニューヨークが舞台。なので、当時社会問題だった地下生活者🟰モグラ族の生態が点描されていたわけです。

私の小説も、モグラ族が重要なエレメントなので興味を惹かれて6話を一気に見てしまった。少年が失踪する第一話は面白かったですねえ。でも話が進むにつれ、非常にせせこましい「わが町」風ドラマになっちゃって。

「わが町」ってのはソーントン・ワイルダーの戯曲で。架空の小さな町が舞台の。
登場人物が全部顔見知りみたいな。

「ERIC」はニューヨークの話なんだけど、わずか数ブロックの地上と地下のせせこましい世界で登場人物がどこかで誰かと繋がってる感じで。支配階級も下層階級も。

俳優たちがベネディクト、ギャビー・ホフマン、マッキンリー・ベルチャー3世の主演陣以下脇役全員が上手くて最後まで見たけど。

事件解決のくだりはベタCHEESY! バカバカしい大笑いの一幕。

ベネディクトのキャラ設定があまりにエキセントリックだし。原作・脚本のアビ・モーガンがエキセントリックなんでしょうね。

マッキンリーがやっている刑事の恋人たちの存在も結びつきが不自然だし。殺人事件の真相につながるヴィデオをゲットする展開も恐ろしいくらい無邪気にイージー。

とはいえ、マッキンリーは演技派セクシー黒人俳優。チャドウィック・ボーズマンの遺志を継いでYASUKEを演ずる役者候補リストのトップじゃないか。今、ハリウッドでヤスケ企画は4本あるというから絶対彼は取り合いになるね。身長も187センチあるらしいし。

びっくりしたのは、ギャビー・ホフマンがアンディ・ウォーホルのミューズだったVIVAの娘だってこと。こんな風に時代が変わっていくんだという思いにしばし呆然。

モグラ族の生態描写はおざなりだったなあ。脚本家も監督のルーシー・フォーブスも英国女だからかなあ。


 a-Nikki 1.02