2018/08/28 (火)

眠りたくない時代。


先ずは「検察側の罪人」に関する緊急の警告。

本日、撮影の柴主さんが都内いくつかの劇場を廻ったところTOHOシネマズ渋谷と新宿で仰天の映写状態だったという。画面左半分が特に暗く、エンドクレジットなどは読めなかったらしい。早急に東宝関係者に連絡して原因を究明してもらっているが、フィルム上映ならいざしらず、デジタル上映でこんなことが起きるとは。

映写機の問題なのか、技師とは呼ばなくなった映写プログラマーの問題なのか。

次回作は公開前に都内の主要劇場で映写状態をチェックしようと思う。



オープニング・ウィークエンドの興収は6億弱。「関ヶ原」は4億弱だったから原田映画としては最高の入りとなる。今回は金曜日スタートゆえ「関ヶ原」よりも1日多い「週末」ということになるが。月曜も1億を維持して「関ヶ原」とほぼ同じ。今週末の数字次第で30億は射程範囲となる。いや、ひょっとしたら40億も。



8月中旬に二年ぶりの演技ワークショップを開き、2クラスで計60名が参加してくれた。応募者の半数を書類で落としたことになる。今回は「新顔」を優先した。受講者のレヴェルは年々あがっている。だとしたら、もう一歩進めて、より実戦的な演技ワークショップを開いたら面白いかもしれないと思うようになった。

つまり、私が映画を作るときの道筋を辿って緻密な演技指導を行うワークショップだ。原田映画の現場で失速しないための体力胆力を作るセッションでもある。

対象は、原田ワークショップ経験者もしくは原田映画出演体験者。テキストは4ページ前後のオリジナル。アイデアはある。プロの俳優が学ばねばならぬ「変節」がテーマだ。うまくいけば、同じテキストをもとに定期的なクラスにしてもよい。

これは確実に若手の育成につながる。忙しくても続けることに意義を見出せる。

次回作の準備も来月から本格化する。9/2には関東で最後のオーディションをやり、9月16、17日には関西オーディションを開く。9月末にはサンフランシスコとLAだ。美しき人生!


2018/08/28 (火)

眠りたくない時代。


先ずは「検察側の罪人」に関する緊急の警告。

本日、撮影の柴主さんが都内いくつかの劇場を廻ったところTOHOシネマズ渋谷と新宿で仰天の映写状態だったという。画面左半分が特に暗く、エンドクレジットなどは読めなかったらしい。早急に東宝関係者に連絡して原因を究明してもらっているが、フィルム上映ならいざしらず、デジタル上映でこんなことが起きるとは。

映写機の問題なのか、技師とは呼ばなくなった映写プログラマーの問題なのか。

次回作は公開前に都内の主要劇場で映写状態をチェックしようと思う。



オープニング・ウィークエンドの興収は6億弱。「関ヶ原」は4億弱だったから原田映画としては最高の入りとなる。今回は金曜日スタートゆえ「関ヶ原」よりも1日多い「週末」ということになるが。月曜も1億を維持して「関ヶ原」とほぼ同じ。今週末の数字次第で30億は射程範囲となる。いや、ひょっとしたら40億も。



8月中旬に二年ぶりの演技ワークショップを開き、2クラスで計60名が参加してくれた。応募者の半数を書類で落としたことになる。今回は「新顔」を優先した。受講者のレヴェルは年々あがっている。だとしたら、もう一歩進めて、より実戦的な演技ワークショップを開いたら面白いかもしれないと思うようになった。

つまり、私が映画を作るときの道筋を辿って緻密な演技指導を行うワークショップだ。原田映画の現場で失速しないための体力胆力を作るセッションでもある。

対象は、原田ワークショップ経験者もしくは原田映画出演体験者。テキストは4ページ前後のオリジナル。アイデアはある。プロの俳優が学ばねばならぬ「変節」がテーマだ。うまくいけば、同じテキストをもとに定期的なクラスにしてもよい。

これは確実に若手の育成につながる。忙しくても続けることに意義を見出せる。

次回作の準備も来月から本格化する。9/2には関東で最後のオーディションをやり、9月16、17日には関西オーディションを開く。9月末にはサンフランシスコとLAだ。美しき人生!


2018/08/26 (日)

「検察側の罪人」のスコアのこと。「カメラを止めるな」のこと。


久しぶりに熱い書き込みが3件連続した。それぞれ真剣に「検察側の罪人」を観賞している。ありがたいことです。

スコアに関して言えば、今までがドライでこれがウェットというわけではないね。今回は、抑圧された官能、あるいは「悪」もしくは「禁じられた遊び」への誘い、といったものを音楽で表現してもらいたかった。

レフトが「クライ・ミー・ア・リヴァー」でライトが「パーフィディア」。といった外野守備のセンターでゆらゆら動く、そんなニュアンスをオリジナル曲に担ってもらいたかった。

アメリカ人の何人かは、HYPNOTICという表現を使っていた。悪く解釈すれば「眠気を誘う」ということだけど、作品を褒めた上でのそういう表現だから「魅惑の世界」と解釈し、素直に喜んだ。

「検察側の罪人」の音楽デザインは私が目指す犯罪映画スコアのあるべき姿だと思っている。



ネットで音楽を褒めている人の何人かは「さすが富貴さん」と書いているが、これは訂正しておきたい。富貴さんは「西郷どん」を中心に忙しくて、しかも「西郷どん」楽曲はNHK好みの、泣きのときは泣きの、怒るときは怒りに添ったそれこそ「ウェット」でわかりやすいタッチ。原田映画のテイストではない。物理的に限られた時間の中で「検察側」スコアの全体像を彼女に委せるのは無理、と早い段階で判断して「1、2曲の参加」に切り換えた。

ふたつのメインテーマを含むオリジナル・スコアの9割は土屋玲子さんの曲だ。その貢献の度合いは劇場プログラムを読んでくれればわかる。サントラ盤CDのライナーノートにも詳しく書かれている。

原田作品に於ける富貴スコアの素晴らしさは、時間をかけた葛藤のすえ産まれている。「関ヶ原」は殊に時間がかかった。

その「関ヶ原」で二胡を演奏してくれたのが土屋玲子さん。後に、カムカムミニキーナの舞台楽曲の作曲家であることを知り、「狼狽(ロウバイ)」のステージを見てその曲想の豊かさに感動した。

この舞台では八嶋智人さんも素晴らしかったし、藤田記子さんという劇的に印象的な女優も発見した。みんなまとめて「検察側」に参加してもらった。

「検察側」の続編? 

これはないよね。ないない。ありえない。



ところで、社会現象となってとどまるところを知らない「カメラを止めるな」に私は大笑いした。

2011年の三谷幸喜WOWOWコメディの「SHORT CUT」のファンだったしね。あれは全篇ワンカットの衝撃の笑劇だった。のどかな伊那の風景もよかったし、中井貴一さん、最高だった。

しかも、そのあと見たメイキングの面白いこと。死ぬ程笑った。さらに「大空港2013」とそのドキュメント。これは笑い過ぎて目から血の涙が噴き出すかと思った。

「カメトメ」は舞台から着想を得たとのことだが、三谷さんのこの二作、それと「ラジオの時間」からの影響もかなりありそうだな。

私が特に感心したのは、無名のアンサンブルキャストがほぼ完璧なこと。殊に、主役の濱津隆之さんとヒロインの秋山ゆずき嬢は傑出している。濱津のカミサン役のしゅはまはるみさんは「わが母の記」の親族役で出てもらったことがある。そのときは「余計なことをするな」と怒鳴った。これほどデキル女優だとは思わなかった。上田監督の腕がいいということだね。

「盗作騒ぎ」はパブリシティ・スタントかと思ったがどうもそうではないらしい。双方の言い分を読む限り、問題の舞台劇を「原作」とすべきじゃないのかな。タイトルにした「カメラを止めるな!」がその舞台のセリフとしてあったのならなおさらだ。

いずれにせよ、無名の若者たちが掴んだ千載一遇のチャンスだ。皆で幸運を分け合ってほしい。


2018/08/26 (日)

「検察側の罪人」のスコアのこと。「カメラを止めるな」のこと。


久しぶりに熱い書き込みが3件連続した。それぞれ真剣に「検察側の罪人」を観賞している。ありがたいことです。

スコアに関して言えば、今までがドライでこれがウェットというわけではないね。今回は、抑圧された官能、あるいは「悪」もしくは「禁じられた遊び」への誘い、といったものを音楽で表現してもらいたかった。

レフトが「クライ・ミー・ア・リヴァー」でライトが「パーフィディア」。といった外野守備のセンターでゆらゆら動く、そんなニュアンスをオリジナル曲に担ってもらいたかった。

アメリカ人の何人かは、HYPNOTICという表現を使っていた。悪く解釈すれば「眠気を誘う」ということだけど、作品を褒めた上でのそういう表現だから「魅惑の世界」と解釈し、素直に喜んだ。

「検察側の罪人」の音楽デザインは私が目指す犯罪映画スコアのあるべき姿だと思っている。



ネットで音楽を褒めている人の何人かは「さすが富貴さん」と書いているが、これは訂正しておきたい。富貴さんは「西郷どん」を中心に忙しくて、しかも「西郷どん」楽曲はNHK好みの、泣きのときは泣きの、怒るときは怒りに添ったそれこそ「ウェット」でわかりやすいタッチ。原田映画のテイストではない。物理的に限られた時間の中で「検察側」スコアの全体像を彼女に委せるのは無理、と早い段階で判断して「1、2曲の参加」に切り換えた。

ふたつのメインテーマを含むオリジナル・スコアの9割は土屋玲子さんの曲だ。その貢献の度合いは劇場プログラムを読んでくれればわかる。サントラ盤CDのライナーノートにも詳しく書かれている。

原田作品に於ける富貴スコアの素晴らしさは、時間をかけた葛藤のすえ産まれている。「関ヶ原」は殊に時間がかかった。

その「関ヶ原」で二胡を演奏してくれたのが土屋玲子さん。後に、カムカムミニキーナの舞台楽曲の作曲家であることを知り、「狼狽(ロウバイ)」のステージを見てその曲想の豊かさに感動した。

この舞台では八嶋智人さんも素晴らしかったし、藤田記子さんという劇的に印象的な女優も発見した。みんなまとめて「検察側」に参加してもらった。

「検察側」の続編? 

これはないよね。ないない。ありえない。



ところで、社会現象となってとどまるところを知らない「カメラを止めるな」に私は大笑いした。

2011年の三谷幸喜WOWOWコメディの「SHORT CUT」のファンだったしね。あれは全篇ワンカットの衝撃の笑劇だった。のどかな伊那の風景もよかったし、中井貴一さん、最高だった。

しかも、そのあと見たメイキングの面白いこと。死ぬ程笑った。さらに「大空港2013」とそのドキュメント。これは笑い過ぎて目から血の涙が噴き出すかと思った。

「カメトメ」は舞台から着想を得たとのことだが、三谷さんのこの二作、それと「ラジオの時間」からの影響もかなりありそうだな。

私が特に感心したのは、無名のアンサンブルキャストがほぼ完璧なこと。殊に、主役の濱津隆之さんとヒロインの秋山ゆずき嬢は傑出している。濱津のカミサン役のしゅはまはるみさんは「わが母の記」の親族役で出てもらったことがある。そのときは「余計なことをするな」と怒鳴った。これほどデキル女優だとは思わなかった。上田監督の腕がいいということだね。

「盗作騒ぎ」はパブリシティ・スタントかと思ったがどうもそうではないらしい。双方の言い分を読む限り、問題の舞台劇を「原作」とすべきじゃないのかな。タイトルにした「カメラを止めるな!」がその舞台のセリフとしてあったのならなおさらだ。

いずれにせよ、無名の若者たちが掴んだ千載一遇のチャンスだ。皆で幸運を分け合ってほしい。


2018/08/25 (土)

みんな、委せたよ。



昨日はTOHOシネマズ日比谷のスクリーン12で初回終了後の舞台挨拶をやった。あのティケット、倍率は何倍だったのだろう。私の視界に入ったのは若い女性ばかり。胸の前で拝むように手を組みキムタクやニノの言葉を噛み締めている人もいたな。

というわけで、初日が開けたら「みんな、委せたよ」のベクトルが強くなる。

初日のティケット販売は「興行収入を見守りたい」サイトによると約8万5千。「関ヶ原」の初日とほぼ同じだ。が、あちらは土曜日。こちらは金曜日の数字。

本日は、予想通り、ハイペースで他をリードし、14時29分の時点で昨日の1万5千増し。しかも15時台は各地の劇場でもっとも高い予約率を記録しているので最終的に11万から12万に達するのではないか、と、期待に大きく胸をふくらませ、このサイトの20分毎の更新を見守っていた。

ところが。

サイトがダウン。

復旧は月曜日になるだろうとのこと。

がっくり。

誕生日事典によると7月3日生まれは稀に見る記録魔。興行成績の数字の推移といった「記録のタペストリー」に興味をそそられるのですね。


 a-Nikki 1.02